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見つけた! わたしのイイ仕事

見つけた! わたしのイイ仕事

2020.03.08

45歳で初めての就職
世界が大きく広がりました

PROFILE

ヤオキン商事株式会社
図書館職員
宇賀治さん (48歳)

勤務歴約3年。現在はパートスタッフとして週に3日ほど勤務。
大学生、高校生、中学生、小学生の4人の子どもの母親。

「実は、ちゃんと雇われて働くのは、今の職場が初めてだったんです。学生時代にアルバイトもしたことがなくて。家業の手伝いをしていたので、面識のない人と接して働いたことがなかったんです」

そう話すのは、図書館の職員として働く宇賀治さん。短大を卒業後、実家の印刷会社で働いていたが結婚を機に専業主婦となり、子どもを出産。4人の子どもの母として家庭を守ってきた。その後も家業の手伝いはしていたものの、社会に出て働いた経験はなかったという。そんな彼女がなぜ働こうと思ったのか。

「子どもが学校に通うようになり、それなりに家族以外とのコミュニケーションを取るようになりましたが、それでも人とのつながりが少なく寂しさを感じていました。だから漠然とですが、いつか外に出て仕事をしたいなと思っていました」

ちょうどその頃、子どもと一緒に足を運んだ図書館で求人の募集告知を見て、「働きたい」と思ったという。とはいえ、初めての経験だったため面接を受けて不安が大きくなったと話す。

「図書館の仕事は憧れもあったから挑戦したいと思いました。でも、土日の出勤もありましたし、遅番だと20時過ぎることもあるので、子どもを留守番させるのがとても不安でした。そのため、面接を受けたあと、一度家族と相談させてもらうことに。幸い私の母が近くに住んでいるので、協力してもらえることにもなりました。それに土日は夫が面倒をみてくれると言ってくれたので前に進むことができました」
それから約3年。職場の仲間をはじめ、図書館を利用する人たちと触れ合うことで、世の中にはさまざまな考えがあることを知り、視野が広がったという。また、職場には子育ての先輩や子どもの年齢に近いスタッフもいるため、子育てについても幅広い考えを持てるようになったそう。図書館に所蔵されている本の分類や接客など仕事面においても、当初は不安なことが多かったが、今ではすっかり慣れたと宇賀治さん。それでも日々勉強になることが多く、刺激を受けているのだとか。

「『この本はどこにありますか?』や『これについて調べているんだけど、その本はどこにありますか?』などの問い合わせを受けることが多くあります。そのときに、すぐに対応できるように常に利用する人の立場になって、仕事を覚えるようにしています。その結果、『見つかってよかった』と言っていただけるとうれしいですね」

そんな宇賀治さんは、今ある目標を持って働いている。

「図書館司書の資格を取りたいと思っています。資格を持つことで資料管理など、業務の幅が広がります。そうすることで自分の成長につながると思っているので、資格が取れるようがんばりたいです」

MESSAGE

上司からのメッセージ

宇賀治さんは、落ち着いていてすごく丁寧に対応してくれるので非常に頼りにしています。また、利用者の視点を持ってお客さまと接していたり、お客さまの声をフィードバックをしてくれるので、サービスの向上にも大きく貢献してくれています。子育て経験も豊富なので、子どもへの対応はこちらが勉強になることも多くあります。

DATA

ヤオキン商事株式会社

東京都足立区03-3889-3555

創業以来100年、地域社会への貢献という理念のもとで、ガソリンスタンド経営、自動車販売・メンテナンスといった事業を展開。また、プール・図書館など施設管理を通して文化・教育・スポーツの普及に努めている。